都市ガスとプロパンガス。各々の性格の違い
有限会社スギヤマよりガスの種類についてご紹介いたします。
日々生活で日本人の大部分の方が使用するガス。
過去には様々な種類が使用されてきたガスですが、
現在日本では2類のガスのみ家庭用として使用されております。
つまり購入するガス器具も、2種類のガスを熱源としたものしか
日本では販売されておりません。
・天然ガス/都市ガス/12A13A
・プロパンガス/LP/LPG
ガスはいったいどのように生成され、消費までいくのか。
本記事は「ガス」について解説していきます。
目次
①天然ガス/都市ガス
・名称
「Liquified Natural Gas」=直訳:液化天然ガス。
一般的に言われる天然ガスは
上記の頭文字をとり【LNG】と呼ばれたり、
日本語訳で【天然ガス】と呼ばれたり
都市に配管を通して使用することから【都市ガス】と呼ばれることも。
その構成成分から【12A13A】と呼ばれることもあり、
幾つも愛称を持っています。
特徴は空気より軽いということ。
・成分
天然ガスと呼ばれる所以は
自然界の主に地殻層中に存在する
可燃性のガスの指しているからです。
その種類は、気体状態で蓄えられているものと
原油に溶けた形で存在すもと大きく分けて2種類です。
主成分はメタンで、プロパンガスとは種類が異なります
・天然ガスは環境にやさしいか?
天然ガスを化学式で表すと【CH4】。
燃焼しても、二酸化炭素を排出するのは
炭素原子(C)1つのみであり、
燃焼時の二酸化炭素排出量が少ないエネルギーだと言えます。
※インターネットより引用
二酸化炭素排出値を石炭=100とした場合、
石炭100▶石油80▶天然ガス約60
非常にクリーンエネルギーだと言えます。
・天然ガスの運び方
天然ガスはマイナス162℃で冷やされ液体にされます。
この時体積は1/600になり、これを液化といいます。
液化した天然ガス=液化天然ガスは、タンカーに貯めて各国へ出荷されます。
特徴として挙げられることが、
天然ガスはプロパンガスに比べ火力が出ません。
しかし各使用者の元に届くまでに
ガス圧等が均一化され燃焼能力が同じになります。
つまりガス種が異なるからと言って、燃焼能力に
差が出なくなります。
以下に都市ガスが消費されるまでのイメージを掲載します。
②プロパンガスとは?
・名称
「Liquified Pretoleum Gas」=直訳:液化プロパンガス。
一般的に言われるプロパンガスは
上記の頭文字をとり【LPG】【LP】と呼ばれたり、
日本語訳で【プロパン】と呼ばれています。
特徴は空気より重いことです。
・成分
プロパンガスの構成はプロパンやブタンといった
液化しやすいガスで作られています。
これらを総称としてLPガス/プロパンと呼ばれています。
家庭用は、プロパンガスが多く含まれており、
業用にはブタンが主成分となっています。
プロパンガスと呼ばれていますが
「100%プロパンガス」ではありません。
・プロパンガスは環境にやさしいか?
※インターネットより引用
:燃焼による排ガス中のCO
:量が石油や石炭に比べて非常に少ない
:LPガスには硫黄分の含有量がほとんどなく、窒素も含まれていない
:ススや灰分を出さない
:オゾン層破壊の心配がない
:小さな容器で大きなエネルギーを運べる
都市ガス同様非常に環境に配慮した
クリーンエネルギーといえます。
・プロパンガスの運び方
プロパンガスは冷やされ
圧力をかけられることにより液体化します。
液化したプロパンガス=LPGを
タンカーに貯めて各国へされます。
特徴として挙げられることが
プロパンガスは天然ガスに比べ
火力が強いです。
しかし各使用者の元に届くまでに
ガス圧等が均一化され燃焼能力が
同じになります。
③まとめ
いかがでしょうか、意外と知らないガスの違い。
多少の知識があると新聞等を読んでいても
分かることが増えるかもしれませね。
またガスは電気と異なり、送電ロスでのエネルギー消滅がありません。
非常にエコロジ―だと思います。
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