ガスコンロ調子がわかる 正常な火の色は何色?

日々の生活を快適にしてくれるガスの「炎」。
では点火状態の「炎」はいつも正常なのでしょうか?
炎をの健康診断を有限会社スギヤマからお伝えします。

①燃焼とは?

まず始めによく耳にする「エネルギー」とは何なのか?
こちらから説明していきます。

◆エネルギーとは?

世の中に存在する物質は「分子」と呼ばれる
形を構成しています。

この「分子」が他の「分子」と
衝突することで力が発生します。
この力の事を「エネルギー」と呼びます。
※ガスは燃焼することで
「熱」エネルギーを発生させます。

◆燃焼の仕組み

ある物質が急激に酸化分解し
強く発熱することを「燃焼」と呼ぶ。
この場合「炎」の発生が伴う。

燃焼に不可欠なものは3種類ある。
①可燃物②酸素③熱源

②ガス燃焼の仕組み

具体的にガスが燃焼する、仕組みについて考えていきます。
都市ガス・プロパンガスによって原理は同じですが、化学式が変わります。
順に見ていきましょう。

◆ガスの火が出る仕組み


※インターネットより画像引用

ガスの構成物質で可燃物質「水素・炭素」等が空気中の
酸素と化合して酸化を促します。
化合によりできる酸化物を生成する際に、強く発熱します。
これらが炎を発生させるのです。

・都市ガス/12A13A

燃焼式:CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O
都市ガスの成分は炭化水素。
燃焼により「水」と「二酸化炭素」発生

・プロパンガス/LPG

燃焼式:C3H8+5O2→3CO2+4H2O
燃焼により「水」と「二酸化炭素」が発生

③炎の状態種類

◆炎の色別状態


正常:青色
異常:赤・オレンジ 等
※青以外

<備考>
全ての条件が整っており
燃焼が正常状態であると
炎の色は「青色」である。

「赤色」「オレンジ色」の炎の場合
空気が足りないなど不完全燃焼を起こしている可能性がある。
異常を感じたら使用を止め、修理の依頼を掛けてください。

また炎の色が変わるもう一つの要因が
物質の付着です。

付着した物質により色が変化するので
思い当たる際は参考にしてください。

◆炎の色を変える物質一覧

・アルカリ金属性金属

リチウム – 赤紫
ナトリウム -変化なし
カリウム – 紫
ルビジウム – 赤紫
セシウム – 青紫

・アルカリ土類性金属

カルシウム -橙緑
ストロンチウム -紫
バリウム -青緑
ラジウム – 洋紅

・元素

モリブデン – 青緑
銅 – 淡青
ホウ素 – 青紫
ガリウム – 青
インジウム – 藍
タリウム – 淡緑
スズ – 淡紫
鉛 – 淡紫
リン – 淡青
ヒ素 – 淡青
アンチモン – 淡青

④ガス燃焼の異常症状

※インターネットより引用

・フラッシュバック

燃焼の速度が
空気供給より早い場合に起こる現象。

炎が燃焼しようとすればするほど
空気が必要となります。
炎は空気を追いかけバーナーの中に入って戻ることがあります。

原因:バーナーの腐食
:ガスが少なすぎるかガス圧低下
:ガス噴出穴がつまっている
:空気穴のつまり

対策:バーナー取替
:ガス量確認
:ガス穴・空気穴の掃除

キーワード:空気供給が燃焼速度より遅い

・リフティング

フラッシュバックと正反対の現象。
ガス・空気の供給量が
燃焼速度より早くなり
炎が浮いているように見える現象

原因:バーナーの腐食
:ガスが多すぎるかガス圧高

対策:バーナー取替
:ガス量確認
:ガス穴・空気穴の掃除

キーワード:燃焼速度より空気供給が早い

・不完全燃焼

空気供給と燃焼が
つりあっていない現象。

原因:空気量の不足
:排気不良
:低温なものと触れ、炎の温度低下

対策:バーナー取替
:空気穴掃除

キーワード:燃焼と空気供給が釣り合っていない

・イエローチップ

空気供給と燃焼が
つりあっていない現象。
炎の先が黄色くなり、ススが発生する

原因:空気量の不足
:排気不良

対策:バーナー取替
:空気穴掃除

キーワード:燃焼と空気供給が釣り合っていない

④まとめ

炎をみれば燃焼の健康状態が分かります。
経年劣化・お手入れ不足で
これらの現象を引き出す可能性も
非常に高いです。

定期的な手入れと、掃除を心がけましょう。

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