プロパンVS都市ガスVS電気 「強みと弱み」

Contents

①ガスとは?

そもそも、ご家庭等で使われるガスとは
どういうものなのでしょうか?

燃料として、各ご家庭等で使用されるガスには
大きく分けて2種類。

天然ガス(都市ガス・LNG・12A13A)
LPG(プロパンガス・LP)

上記2種類のガスには、構成成分の違いはあれど液化したものを
気化させて使用するという点が共通しています。
原則ガスは液化したものを利用しています。

②種類別ガス種

日本では現在2種類のガスが燃料として使用されています。

※インターネットより画像引用

■LNG(都市ガス)

構成:メタンとエタン
<備考>

メタン・エタンを液化させることで輸送させる。
気化をさせることで、配管を通り各使用者へ供給される。
液化することで、体積は気化の1/600となる。

○メリット

・配管を利用するので、コストが安く利用できる
・エネルギー熱効率が良く、環境に優しい
・火が目視できる

×デメリット

・配管を利用するので、災害に弱い(地震等)
・ガス資源を利用しなくてはいけない
・配管を伸ばす工事費は、ユーザー持ち
※地方の場合
・火が出る

※インターネットより画像引用

■LPG(プロパンガス)

構成:プロパンとブタン
<備考>
プロパンとブタンを液化させることで輸送させる。
ボンベの中に液化LPGを充填し、人が運ぶ。
豆知識)100円ライター

ライターの多くは、ブタンに圧力を掛け液化し
ガスを気化させながら、石を回すことで火が付きます

○メリット
・現存する燃料では、最も災害に強い
→配管等を通らないため、ボンベが破壊されない限り
・半永久的にボンベ内のガスが使用できる
・火が目視できる

×デメリット

・人件費が、他エネルギーに比べ掛かるため割高
→ボンべ充填・配送・検針の労力
・ガス資源を利用しなくてはいけない
・火が出る

③オール電化のメリット/デメリット

ではオール電化はどうなのか?

■オール電化

概要:燃料・動力の全てを電力で行なう事
<備考>
ガス栓が必要ない
多くの場合200Vコンセントの工事が必要

○メリット
・電気が通電している限り使用可能
・日本には電機メーカーが多く選択肢が豊富
・災害時復旧が早い
・火がでない

×デメリット
・電気供給が止まると製品全てが使えなくなる
・エネルギー供給までの放電ロスがある
・火が目視できない

④結局どっちが得なの?

私が考えるエネルギー別の「強み」のまとめです。

LNG(都市ガス)

・月々の支払いが安い!
・火が目視できる

LPG(プロパンガス)

・ガス自由化で価格が落ちてきている
・災害に最も強い!
・LPガス会社はアフターフォローが良い!!
・火が出る

電気

・電気が通っていれば何でも使える
・支払が一括なので管理がしやすい
・火が出ない

結果は・・・

使用者の考えに基づき選択することで初めてメリットがある。
つまり全てに長短があり、一概にどれがいいとは言えない
こういう結論に至りました。

各会社が推している内容には、一長一短があると判断しました

⑤まとめ

日本国内でも、海外在住時代にも
「オール電化」「都市ガス」「LPG」の全てを
使用したことがあります。

使っていて感じたことは、やはり都市ガスが
月々安かったイメージがあります。

電化は全てにおいて一本化されており便利でしたが
夏場のエアコン・冬場の給湯において
高くついた印象が残っています。

プロパンは総合的に高い。
ですが緊急時、電話すると対応は他社を圧倒しています。
個人的に利用するLP会社は、緊急時365日24時間で
対応してくれました。

この小回りのきく対応は
大手都市ガス会社・大手電気会社にはないと言えます。

ガス自由化に伴い料金が安くなっていおる今、
LPGのメリットは益々向上してくるかもしれません。
どのエネルギー・会社を使うかは

「何を重視されるか?」

これに尽きると考えます。
とにかく値段なのか?
緊急時の対応なのか?
災害に強いものがいいのか?
バランスなのか?

吟味して選択してみてください。
必ずメリットが生まれます。

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